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その2 温泉と滝でセンチメンタルジャーニー!!その4 (00.05.03〜05.04)
宮崎県都城市〜鹿児島県隼人町〜牧園町〜霧島町〜宮崎県都城市〜西都市〜
津濃町〜延岡市〜高千穂町〜熊本県熊本市〜福岡県北九州市〜山口県萩市

今回のルート

5月3日 朝5時、道の駅「都城」にて起床・・・ 

GWももう半分が過ぎようとしているわけだが 明日には実家に戻らなければいけないんで 実質今日がこの旅行の最終日となるわけだ。いやいや 楽しい旅も先が見えると寂しいものよのぅ・・・

もともと今回の旅では 屋久島の「大川の滝」と沖縄の「マリュドゥの滝」は無理としても 前回の日本一周旅行で見落とした九州本土の「日本の滝百選」は全て見てやろう、という気持ちで計画していたんだが いつの間にか温泉がメインになっているし 残された滝も宮崎県の2つと佐賀県の1つという 何とも距離的にヘビーな位置にあるんで やはり滝のどちらかは次回に残しておく形にしないと仕方が無いだろうな。

で、今日の予定なんだが 今現在で雨もポツポツ降っている上に なんか天気予報では午後からますます雨足が強くなる、とか言っておる。
宮崎の残り二つの滝は地図で見る限り 相当な山の中なんで このまま宮崎方面に行ってしまうと 最悪の場合 何も出来ずに終わってしまう可能性もあるぞ。
かといって このまま佐賀県に戻ってしまっても 滝を見た後に何をするか 全く思い浮かばないのも事実・・・

くわっ! こうなれば選択肢はただ一つ、昼までは鹿児島近辺の温泉を堪能して それから天候を見ながら宮崎に進むか佐賀に進むかを決めるしかあるまいっ!(そうなのか?)

・・・と、その前に セルフの給油所でガソリン補給。(コスモ / 前回の給油から走行距離320.7K地点 / 33.8L / 3551円)



まず向かったのは都城から真西に約40キロ、鹿児島県牧園町の妙見温泉だ。ここにあの坂本竜馬も新婚旅行で立ち寄り しかも日本最古、と言うウワサの露天風呂「和気湯」があるのだっ!

妙見温泉 妙見温泉は国道223号沿いに流れる天降川のほとりに 新しいホテルや昔ながらの湯治旅館の立ち並ぶ ひなびた雰囲気の温泉地だ。

そこから「犬飼の滝」という看板の指示にしたがって橋を渡り 山のほうに進むと 行き着く果てがこの「和気湯」だ。狭い道なんだがちゃんと駐車場もあったりするんでアクセスはまあまあ。この日も川のほとりでテントを張ってキャンプしているファミリーなんかがいたな。

全く 滝と温泉があるというだけでGWにこんなところに来るとは 世の中には酔狂な人もいるもんだな。ふふふ・・・
和気湯 お、あったあった♪

これが!この山奥の清流のほとりにチョコンとたたずんでいるのが 坂本竜馬もハネムーンで堪能したと言う妙見温泉・和気湯だっ!!

では早速 朝っぱらから露天風呂を堪能させていただこうかのぅ。むふむふむふ・・・
和気湯
あれ?何かおばちゃんが掃除をしているな・・・・

朝も早よから こういうボランティアの人が手入れしてくれるから 我々のような温泉ファンも気持ちよく温泉を堪能できるわけだ。ありがたいのぅ。おもわずオバチャンに向かって手を合わせてしまったぞ。

そのとき わしの存在に気付いたオバチャンが一言。

「あ〜、お兄ちゃん 温泉に入りに来たの?今 ちょっと掃除してて栓を抜いたから お湯が溜まるまでにでも入って温まっててね〜♪」


・・・はて、「川」とな???
和気湯おっ、確かに川の中に岩で囲った露天風呂らしきものが・・・・

実はこの川こそが 和気湯の源泉に当たるらしいんだが どうやって下に位置する川から陸の上の湯舟に湯をくみ上げているのかは不明だ。
ポンプのようなものも見当たらなかったんで もしかして上のほうにも湯が沸いている場所があるのかな?

ま、そんなことはどうでもいいことだな。 では贅沢に「川風呂」とレトロな石作りの「和気湯」の両方を一気に堪能じゃ!
和気湯 完全無料!完全混浴!完全露天!!

ここは鉄泉で多少 赤いコケのようなものがプカプカ浮いているんだが 適温で実にいい湯だ。

合格!!(←偉そうに・・・)

ちなみに湯舟がレンガっぽく赤く見えるのは 鉄分を含んだお湯による変色だろうな。
和気湯
犬飼の滝ちなみに「坂本竜馬が眺めて感動した」という「犬飼の滝」は この和気湯から10分ほど遊歩道を山に向かって歩いたところにある。

落差はどのくらいあるか知らんが なかなか立派な滝で 「ついで」にしては見ごたえがあるぞっ!

いやいや、これは朝から良いものを拝ませてもらったな。満足 満足♪

このあたりは坂本竜馬が薩摩藩に呼ばれたことに便乗して行った日本最初の新婚旅行のルートなんだが 一番有名なのが 妙見温泉から少し北上したところにある「塩浸温泉」だろうな。 じゃ、ちょっと見てみようかのぅ。

塩浸温泉 竜馬とおりょう 塩浸温泉

「坂本竜馬・おりょう 新婚湯治の地」とかいう看板と銅像が立てられて この二人が観光に一役買っているみたいだが、この地を一番有名にしたのが上の右端の画像、 「温泉レース」のコーナーで城島クンだか誰だかが入っていた 川のそばにある露天風呂らしきものが「鉄腕DUSH!」で紹介されたことだろうな。

なんか見た感じ 単に上に建っている浴室の排水を そのまま樋で引き込んでいるような気もしないでもないが・・・・

ま、この露天風呂は TVでもやっていたように この温泉施設(「福祉の里」とかいう立ち寄り温泉だったな。ちなみに入浴料は250円らしいぞ)の敷地内にある私有地で 交渉なしで勝手に入る、というわけにもいかないようだ。半分 史跡みたいなもんだし・・・。
思いついたようにやってきた一介の旅行者である わしなどに TVほどの交渉力もあるはずないしな。ま、これはさほど入りたいとも思ってなかったから それは別にいいんだが。

それよりも この塩浸温泉から国道223号を南にちょいと下ったところに「知る人ぞ知る野湯」として一部フリークには有名な「平落温泉」というものがあるらしい。写真で見る限り マニアック度はこちらのほうが上っぽいから コレは是非どんなものか確認しなければなるまい!

わしの手持ちの資料にも詳しい地図は載ってないんだが ガイド本の写真で後方にわずかに写っている「緑色の橋」だけを頼りに なんとか探し出すことに成功したぞっ!


平落温泉 平落温泉

む、それらしい橋があると思ったら 見事にドンピシャだったな。これが温泉フリークの間で密かに人気の平落温泉だぁっ!!
しかし こういうことに関してはずいぶんと勘が働くようになったのぅ、わし・・・

道路から見下ろして見たらアベックが早速 早朝露天風呂なんぞを堪能しておるな。くそう、水着を着ているのが無粋だが それにしても単純にうらやましいのぅ・・・。

公共の露天風呂なんで そこにわしが割り込むのは全く差し支えないはずなんだが それでもやはりアベックが二人の世界を作り上げているのに わしのような得体の知れないオッサンが(フルチンで)乱入するのもやはりマズかろう。わしがゆっくりと温泉を堪能するためには 二人がイチャつく様子を眺めつつ 引き上げるのを待つしかあるまい。くふぅ・・・・



(約10分後・・・・)


平落温泉ふぃ〜・・・いやいやいや・・・ヽ(´▽`)/

ロケーションも最高!上は国道だが 道路からは全く見えないんで知らない人は間違いなく「こんなところに温泉がある」とは気づかずに見過ごしてしまうだろう。したがって安心してフルチンにもなれようと言うものだ。

絶対無料!絶対混浴!絶対露天!!

温度は熱い湯とぬるい湯の二つが供給されているホースを調節することで自由設定が可能だが このときはそんなことをするまでもなく 実に適温だったな。

ここも鉄分の多いラムネ泉で あちこちが温泉成分で赤く変色しておる。実に効果のありそうな良いお湯だったな。

ここはちょっとマニア度も高く 温度も泉質もロケーションも 全てが○。実に素晴らしい名湯だし 和気湯のように観光地化もされてない穴場的な存在なんでオススメだな。

ただ 問題点が一つ・・・・時期的な問題もあるんだろうが ここは川のそばの藪に囲まれた位置に存在しているんで ブヨが異様に多い、ということだな。温泉はものすごく良かったんだが 風呂から出てズボンを履くまでのホンの一瞬にワラワラと足にブヨがまとわりつき あっという間に十数か所ほど食われてしまったぞ。

蚊なら割と短時間でかゆみも我慢できるんだが ブヨってこんなに強烈な痒みがしたっけ?刺されたところは血がにじんでいるし一箇所当たり直径2センチほどの大きさで腫れ上がるんで 見た目だけでもかなりゲンナリしてしまうんだが それにしてもこの痒さはたまらんぞっ!(実際 このブヨに食われた跡は この旅行記を書いている5月7日時点で いまだに痒いぞ)

むぅ、せっかく温泉で身も心もサッパリしたのに この痒さはなんとかしないと・・・しかし 今回の旅では虫刺され薬とか そういう気の利いた物も持ってないし、刺された場所が一箇所程度なら応急措置として自分の尿を引っ掛けても良いんだが まさか両足全体に尿を引っ掛ける訳にもいくまい。かといって飲尿療法を試してみても仕方が無いしなあ。これはどうしたものか・・・・

・・・・・

ぽんっ!(←手を叩く音) こういう時はやはり湯治しかあるまいっ!!(←なんだかんだ言って やっぱそうなるか・・・)

実は昨日 ある本に載っていた霧島の温泉で「コレは是非とも試しておかねばっ!」というスポットがあって それを夕方から探していたんだが 秘境中の秘境、ということと 時間的な問題などがあって どうしても探しきれなかったのだ。

今回の旅行では半分あきらめていたんだが 昨日 都城の道の駅で休憩していたときにネットに繋いで その位置を確認しておいたし 今日なら探し当てる自信があるぞ。
この機会を逃したら 今後いつ入れるかわかんないし 今回の温泉旅行のハイライトとして この露天風呂はやはりハイラナイト・・・(←韻を踏んでいるらしい)



そんなこんなで 昨日に引き続き また霧島に舞い戻って来たぞっ!!  では皆さんにも 鹿児島の、いや西日本でも最強レベルの露天風呂をご紹介しよう。

今から向かうのが「東の最強露天風呂・カムイワッカ湯の滝」に対して「西の最強露天風呂」と称された「山之城温泉」だ!!そのワイルドぶりを是非 ご覧あれっ!!


立ち入り禁止
「・・・・・。」


分かれ道

わしの持っている温泉ガイド本によると その「山之城温泉」に向かうには 車の乗り入れ禁止ゲートを超えて この硫化水素の有毒ガスの立ち込める山道を約1時間ほど歩かなければならないらしい。

むぅ!「ワイルド」とは聞いていたが まさか人命に関わるような危険があるとは・・・しかし湯治で体を癒すためならば 多少命に危険があろうとも それは止むを得まい。
ま、考えようによっては この有毒ガスを克服した暁にこそ 不死身の健康体が手に入るかもしれんしな。 よし、覚悟完了じゃ!!

・・・と、まあ わしもそこまでは把握していたんだが まさかこの先 道が二手に分かれていることまでは情報に無かったのだ。

わしも どっちに進んでいいのかわかんない道の片方を勘で選んで その後一時間も硫化水素の立ち込める山の中を歩くほどギャンブラーじゃないしな。
そんなわけで昨日はココまで辿り着いたものの その先を進むのは止めておいたんだが ネットの調査によって ここは左の道を進むのが吉、と書いてあったんで 今日は迷わず左の道を選択じゃ!待ってろよ!温泉っ!

・・・あたりに立ち込める硫化水素の匂いが自然とテンションを高めてくれるのぅ。ふふふ・・・

立ち入り禁止ゲートで、その後 3キロ程度車を進めると四つ角に差し掛かり 右に曲がるとすぐにこのようなゲートがあるのを発見。どうやらここからが その危険地帯入り口らしいな。

ちなみに以前は車で近くまで行けたらしいんだが ちょっと前にこのようなゲートが設けられて立ち入り禁止になってしまったらしい。
「硫化水素ガスのため」ということだが ガスそのものは以前から発生していたんで 実際のところは観光客の出すゴミ問題の影響ではないか、という噂だ。(ちなみに有毒ガスで死人が出た、という噂もちゃんとあるんだがな・・・)

ま、あくまで立ち入り禁止のエリアなんで このページでは詳しい場所の説明はできないし 行きたい人は自己責任でお願いします。

わしが行ったとき ちょうど年配のご夫婦が温泉を堪能してココまで戻ってきたところだったな。話を聞くと ココから大体1キロ程度 林道を歩いたところに その「山之城温泉」はあるらしい。
良かった〜 小雨のなかを一時間も歩くことを想定していたんだが 10分くらいのトレッキングで済むみたいだな。

「いやあ、温泉はさすがに良かったよ♪ 天気も悪いから今は誰もいないし 兄ちゃん、フルチンでも大丈夫だよっ!ははは・・・」


   フルチン・・・・ヽ(´ー`)ノ

いやいや、己のフルチン姿を想像して喜んでいる場合ではあるまい。雨も今なら小降りだし 昼にかけて観光客もワンサとくる可能性もあるし これは一刻も早く行って心行くまでフル・・・いや温泉を堪能しなければっ! 
さぁ、お逝きなさいっ!!


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トコトコと山道を歩くこと十数分・・・・ではご覧いただこう。 ようやく辿り着いた これがウワサの「山之城温泉・川湯」だぁっ!!

山之城温泉

う・・・・。

山之城温泉 山之城温泉 山之城温泉

まさに地獄絵図・・・ご覧のように吹き上げた硫化水素の源泉が流れ込んだ川全体がそのまま温泉になっておる。 う〜ん、これは笑うしかないなあ・・・

あちこちからゴボゴボと噴煙を噴き上げて強烈な硫黄の匂いが立ち込めている。さすが「日本一ワイルドで危険」と称された露天風呂だけのことはあるなあ。
今日は雨で霧も出ているから噴煙とダブルで視界をさえぎって もう何がなんだかわかんないぞ。晴れていたら それはそれは良い絵が撮れそうなんだが お天道様には逆らえないんで仕方があるまい。逆に雨だからこそ こうやって広い河原を一人で独占できるんだろうからな。

先人たちが石を並べて作った天然の湯舟が 川の上流から下流にかけて至る所に存在し 何処に入ってもOKなんだが うっかり場所を間違えたり 油断して泥に足を突っ込んだりすると大やけどをしてしまう可能性もあるぞ。熱湯を吹き上げている噴気孔以外に川の底からもあちこちでグツグツと湯が沸きあがっているみたいだしな。
とりあえず川の中央付近は水と源泉が交じり合って湯加減もいい塩梅みたいだな。 ではさっそく例のセリフを・・・

山之城温泉絶対無料!絶対混浴!絶対露天!!

立ち入り禁止ゲートのおかげで客足はかなり減ったらしいが それでも晴れていたらかなりの数のモノズキが来るという話なんで 一応のエチケットとして水着は持参したんだが杞憂だったな。 硫化水素をたっぷりと浴びて わしの秘部も心なしか喜んでいるようだったぞ。(そうか?)

いやいや、やっぱ温泉はええのぅ・・・当然のことながら この温泉がどのような効能があるのかは不明だ。 と、いうか 体に良いのか悪いのかすら不明なんだが 大自然と一体化できるヒーリング度はこれまで入った温泉の中でもピカ一だな。
見た目、東北の川原毛地獄やカムイワッカ湯滝のような 粘膜にビシバシ来るタイプの湯かとも思ったが 意外にさらりとした感じのいいお湯だったぞ。

油断すると 有毒ガスを吸い込んで そのまま土に還ってホントに自然と一体化してしまうかもしれないがな。おほおほおほ・・・

ふぅ・・・温泉も堪能したし 心から満足したな・・・惜しむらくは天気がイマイチだったことと 温泉玉子や茹ジャガイモを作るための食材を買い忘れたことかな?ふふぅ〜

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さて、これからの予定なんだが 佐賀県の滝百選・「見返りの滝」の見学に行くか 宮崎の残り二つの滝の見学に行くか 非常に悩むところな訳だ。

やっぱ宮崎の日南海岸方面は 高速も通ってないし新幹線があるわけでもなし おいそれと来れるような場所じゃないからなあ・・・それに「他にめぼしい見所」というのも思いつかないし 温泉に関しても厳しいエリアだからな。
佐賀県くらいであれば九州旅行の第二弾で熊本の残した露天風呂と絡めて回ることも出来そうなんで 今回 先に宮崎の滝を済ませておくに越したことはなさそうだな。

と、いうわけで これから天気が回復する保証など何処にもないんだが (と、いうか 午後からの降水確率80パーセント・・・) 一旦 都城の道の駅に戻って 有料道路を使って一気に宮崎県を縦断するぞっ!

・・・画像が多くてページが重くなるんで「温泉でフルチン編」はここまで。本日後半の「宮崎・滝めぐり編」は分割して次のページじゃ。

つづくっ!


いちおう念のために書いておきますが・・・

川湯(通称・山之城温泉)では有毒ガス「硫酸化水素」が発生しており 人命に係わる危険な測定値が出ています。
つきましては、関係者の許可なく立ち入ることを禁止します。
なお、許可なく立ち入り、事故が起きても一切の責任は負いません。

鹿児島森林管理署長

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